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鹿島茂『神田神保町書肆街考 空前絶後の“本の街”の誕生から現在まで』筑摩書房 2017年2月刊

昨日拾い読みした本。

鹿島茂神田神保町書肆街考 空前絶後の“本の街”の誕生から現在まで』筑摩書房 2017年2月刊。

https://bookmeter.com/books/11524358 #bookmeter

https://www.amazon.co.jp/dp/4480815325

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480815323/

「世界でも類例のない古書店街・神田神保町。その誕生から現在までの栄枯盛衰を、地理と歴史を縦横無尽に遊歩して鮮やかに描き出す。」

「稀代の古書店街として世界に名をとどろかす「神田神保町」はいかにして出来上がったか。そこに蝟集した書店、出版社、取次、大学、語学学校、専門学校、予備校、映画館etc.さまざまな記憶と記録を縦横無尽に召喚し、日本近代を育んだ“特異点”の全貌を描き出す!

目次

1 神保町という地名 蕃書調所の設立 東京大学の誕生 『当世書生気質』に描かれた神保町

2 明治十年前後の古書店 明治二十年代の神保町

3 神田の私立大学 漱石と神田 神田の予備校・専門学校

4 神田神保町というトポス 中華街としての神田神保町 フレンチ・クォーター お茶ノ水のニコライ堂

5 古書肆街の形成 神田と映画館 神保町の地霊

6 戦後の神田神保町 昭和四十〜五十年代というターニングポイント」

『ちくま』2010年7月号〜2016年4月号に70回連載。556ページ。

巻末、p.501-556の

「昭和四十〜五十年代というターニングポイント

 中央大学の移転とスキー用品店の進出

 鈴木書店盛衰史

 一ツ橋グループ今昔

 現代詩の揺籃期

 古書マンガブームの到来

 サブカル・オタク化する神保町」

だけ読みました。

1975-78年に明治大学文学部の学生として、毎日、神田神保町に通っていた私には楽しく興味深い内容でした。

「大正十一(1922)年創業、学年別学習雑誌で成功を納めた小学館(創業者・相賀武夫)、

大正十五年に子ども向け娯楽雑誌を発刊するための姉妹会社としてつくられた集英社

現在も集英社の発行済み株式の47%を小学館保有。…

創業十周年の昭和七(1932)年、東京高等商業学校(現・一橋大学)跡地、神田区一ツ橋通町三番地(現・千代田区一ツ橋二丁目)に1980平方メートルの敷地を購入。…

現在新社屋建設中(2016年9月完成)。」

p.518 一ツ橋グループ今昔

「昭和三十四(1959)年二月、『少年サンデー』の準備を進める小学館編集者は伝説のトキワ荘を連日のように訪れ、横山光輝からは「伊賀の影丸」の、寺田ヒロオからは「スポーツマン金太郎」の連載を得たが、まだ一本足りない。

そこで浮上したのが同じトキワ荘の住人だった藤子不二雄である。…

藤子不二雄を得た幸運により、小学館は昭和四十二(1967)年には三代目の新社屋、通称「オバQビル」を建てることができ、また1970年代には『ドラえもん』で盤石の体制を築いた」

p.526 一ツ橋グループ今昔