【星の河 雲の海】

昨夜、みずがめ座η流星群を観に行きました

場所は那須連峰は茶臼岳の峠の茶屋駐車場。

恐らく僕の日常の行動範囲の中では最も有名な星空スポットなのでしょうが、近場の他の場所で観る事が多かったので実は今回ここで観るのは初めて。

みずがめ座η流星群は、ペルセウス座などの三大流星群を横綱・三役格と例えるならまぁせいぜい平幕レベルの流星群。よほど星の見える場所じゃないときちんと観られないかなと思い有名スポットへ。あともうひとつ目的があって。

深夜日付も変わってから家を出て、西へ車を走らせる。まっすぐ西へ向かう正面には黄色いお月様。なんだか西洋の絵画に出てきそうな雰囲気のある月夜で。

傾いた月が手に届く様な山道を登り、目的地に着いた頃にはちょうど月が落ちる時分。読み通りのタイミング。

駐車場には既に何台も車が停まっていてどうやら先客がいる模様です。さすが有名スポット。

空いてるベンチに寝転び車内常備のアウトドア用の毛布を被って準備完了。

am01:40観測開始。

観はじめた頃は少し雲がかかっていた空もam02:00頃には完璧な星空に。

わぁ…と心の中で嘆息が漏れる程の星空。天の川もよく判ります。

そう言えば僕が初めて星空に心を奪われたのは、中学生の頃ここ那須で観た星空でした。相変わらず美しい。

始めはなかなか観られなかったのですが、快晴になったam02:00を過ぎた頃に立て続けに流れ星。

すっと音もなく煌めく光の筋に思考が止まります。

今夜の流れ星、流れは速いけれど白く長く尾を引いて僅かに残像を残すので、数は少なくとも目に止まります。

ひとつだけ、赤く長−−−−−く天から落ちてきたような素晴らしい流れ星を観る事もできました。

観はじめてからちょうど2時間後のam03:40頃に20個目の流れ星を確認。am04:00前には空が白んで星が殆ど見えなくなってしまいました。もうこんなに朝が早いんだね。

大した流星群でもないし、と侮って軽装で来てしまったのでしばし車内待機。残雪のあるここならシュラフやカイロ持ってくれば良かったよ。

なんて思いつつもまだ帰らないで。流れ星を楽しんだ後、もうひとつ楽しみたいもの。夜明け前の空気です。

朝焼けと明けの明星

夜と朝が融け合うこの時間帯が僕はとても好きで。人の眠る時間帯がこんなに美しいのって、それだけで「世界は人間の為にあるのではない」と思い知らされます。

そんで、今回ここへ来たもうひとつの理由。

晴れた風のない春の夜。もしかしたら観られるんじゃないかなと思って。

眼下に拡がる雲海。

朝日と雲海。

自分の住んでる場所からしばしば那須の山の中腹に雲が掛かっているのを観て、「あれを山の上から観てみたいな〜」とずっと思っていたのでした。大当たり。那須の麓どころかどこまでも続く雲の海。以前日光でも観れたけど、範囲の広さでは今回の方が大きそう。

面白いのが、この雲、実はそんなに厚くないんですね。場所にもよるのでしょうが。ほんの数メートル程度かと。

車で下って行くとふと霧に包まれ、あっという間に下に出ちゃう。そんで下からだと「今にも降り出しそうな厚い雲」って感じ。でも坂を上って少し行くともう快晴。見下ろせば雲の海。そんな感じです。

満天の天の川に流れる星を観て、雲の拡がる海を観て、とても楽しい時間を過ごせました。

こんなにゆっくり空を眺めたのは久しぶりだ。こういう時間はとても大切。

山の方はソメイヨシノも山桜も今が満開。薄明に桜色が映えます。

あ、あと帰りにキツネと遭遇しました。うちの地元でタヌキやイタチは多いけど、キツネって初めて逢いました。感動

そんなこんなで冷えた身体を温めたくて帰りに吉牛にて朝ごはん。

や、すぐ自宅に帰れるんだけどなんかお出かけ気分が欲しくて、牛丼でも良いから外食したかったんですよ。

流れ星を観に行くのはやっぱり楽しい。少しは連休らしい過ごし方が出来たような気もします