ミュシャと フィッツジェラルドと菊之助?

まずは 乃木坂の新国立美術館《スラヴ叙事詩

ミュシャと言えば アール・ヌーヴォー。ポスターを見てミュシャと直ぐに解るけど、

《スラヴ叙事詩》はTVの特集で見るまで知りませんでした。

TVの宣伝力に釣られた人の波の一員になってきました。

TVで細かく作品を見ていましたが、現物を目の前にして感じたのは油絵なのに重量感がないこと。内容が、ではなく、薄い。

タペストリーなら!この絵をタペストリーで見たい!痛切に思いました。

もしミュシャがこの感性を持ったまま、ハプスブルク家の全盛期に生きていたらタペストリーの下絵作家として生きていたら・・・。

宮廷画家、ベラスケス、レンブランド、ゴヤは工房や学校で大画面に描く技術を学んだ天才。

写真のない時代にデッサンを下絵に大作を描きあげた彼等の力量をあらためて感じ入るミュシャの 《スラヴ叙事詩》でした。

でもミュシャが 《スラヴ叙事詩》を描かずにはいられなかった歴史の背景に興味がひかれました。分厚く重い展覧会カタログを買いました。持って歩きまわる苦労もいとわず。

《スラヴ叙事詩》の後に展覧されていたミュシャの代表作サラ・ベルナールのポスター数点が素晴らしかったです。 《スラヴ叙事詩》を観た後にミュシャの真髄に触れたようで嬉しかったです。